各地区の紹介
01
真幸地区
えびの市の西にあたる真幸地区。県内有数の米どころであるえびの市の中でもとりわけ美味しい米として知られる「真幸米」の生産地です。明治初期につくられた石積みの棚田が今なお残り、田の神さぁが畦に立つのどかな田園風景は真幸の象徴です。また、京町温泉、吉田温泉など良質の湯が湧出する温泉郷としても知られ、古くから湯治場としても賑わってきました。毎年2月には南九州最大の買い物市の「京町二日市」を開催しています。街の中心約2kmに渡り450件もの露店が軒を連ね、県内外からも多くの観光客が足を運びます。
02
加久藤地区
えびの市のほぼ中央に位置する加久藤地区は、九州自動車道えびのインターチェンジや国道、県道がアクセスする市の玄関口。市役所や資料館などの公共施設や商工会があり、えびの観光の拠点としても優れた利便性を誇っています。市の南部に広がる霧島連山と対峙するように、北側にはえびの盆地を見下ろす、通称加久藤峠。かつては交通の難所と云われていましたが、現在はおすすめのビューポイントです。その他歴史遺産や自然公園などがある多彩なエリアです。
03
飯野地区
えびの市の北東にあり小林市と市境を接しています。名将島津義弘が30歳から56歳までの26年間過ごした地であり、島津ゆかりの史跡が随所に残されています。享保時代に整備された灌漑水路が走る飯野平野では「えびの米」で知られるヒノヒカリを栽培。田圃の畦では表情豊かに豊作を願う田の神さぁたち。澄んだ渓谷美を誇るクルソン峡や桜や藤など花の名所として知られる八幡丘公園、また県指定天然記念物の大イチョウなど、のどかな町のなかに数々の見どころが点在しています。
04
上江地区
えびの市の南にあたる上江地区。霧島連山の麓に位置し、えびの高原への上り口になります。陣の池や出水観音など霧島の山々からの恵みである清らかな水が湧き出す湧水の地です。名称島津義弘が戦った「南九州の関ケ原」とも云われる木崎原古戦場跡、400年間脈々と受け継がれる香取神社・天宮神社の「打植祭」など歴史ある地区です。